「駈込み訴え」 太宰 治


再読。最初に読んだのはおそらく「人間失格」の文庫本に収録されていたもの。最後に語り手がユダと名乗るのが印象的であった。なんとなく分かっていても、鮮やかだと思う。

読み返してみて、こんなに疾走感のある作品だったかと驚いた。はじめて読んだときと全く印象が違って、面白かった。

キリスト教には詳しくないのだが、ユダの愛の解釈は太宰のオリジナルなのだろうか。この作品はキリスト教史というよりユダをモチーフにした「創作」とみる方が良さそうではあるが、これを読む限りではユダに同情してしまう。 

「駈込み訴え」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card277.html


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